12月17日に千葉県船橋市で学生団体アクトが主宰する『てらこやcafé』で憲法のワークショップをやってきました。

前回に引き続き、自らの憲法草案の作成を通して、日本の未来を考える形式のワークショップです。次のようなフォーマットに穴埋めする形で、進めていきました。

『今の日本は、○○○である。△△△という憲法があれば、未来は□□□になる。』

この「○○○(現状や問題点)」や「△△△(解決策)」「□□□(実現したい未来)」を各グループで考えてもらいます。イタリア、スウェーデン、韓国、スイス、ロシア、フィリピンなど、いろんな国の憲法を参考材料として用意しました。

参加者の半数が学生以上で、とても賑やかな会でした。「前日に日本国憲法の全文を読んできました!」とかなり気合いが入った学生がいて、「どうだった?」と質問してみると、「意味が分かりませんでした!」とスッキリした表情で答えてました。前提知識が少ない分、フレッシュな視点で憲法について考えることができたと思います。それでは、どんなアイディアが出たのかを共有しておきます。

『今の日本は後ろ向きである。「短いスローガンや名言入り憲法」を各項目につくれば、誰でもわかり、かつ未来は前向きになる。』(学生)

『今の日本は、週大な責任を説明する側に強いる社会に陥っている。理解する側のそれに関わる基礎的な能力にも責任を求める新しい憲法があれば、未来は公正・活発な議論が出来る国になる。』

『今の日本は、個人単位での均質・均等性に重きを置き過ぎた状況にあり、却って個人の幸福・国家的利益を逸失した状態である。機会の均等を保障し、しかし結果の均等は否定し、能力の開花が図れるようにそれに応じた教育を保障する憲法があれば、全体及び個人の幸福に資する社会になる。』

『今の日本は安定大すきである。自分でいっぱい考えるという憲法があれば、未来は「自立=自由=孤独」という三位一体が実現した国になる。』

『今の日本は、スイス(プライド高い、自分大好き、たて社会)である。失敗してもいろいろ保障という憲法があれば、未来は、自立した国になる。』

『今の日本は、課題の解決にすごく時間がかかる。裁判官が民間人になり、行政から独立すれば、個人の動きから問題を解決できる社会になる。』

『今の日本はお金がないと勉強できない国である。「教育を受けるためにかかるお金が個人にはかかりません」っていう新しい憲法があれば、未来は「教育をお金がなくても受けられる」ようになる!』(学生)

『今の日本は、人のつながりがうすい国である。「月1回は近所で集まって話をしよう」的な新しい憲法があれば、未来は近所のつながりの強い国になる。』(学生)

『今の日本は、少子化が進んでいる。第3子出産以降1000万円給付という憲法があれば、子どもを育てやすくなり、出生率があがる。』(学生)

『今の日本は便利すぎる社会である。24時間稼働社会から脱却すれば、労働面でも環境面でも改善される社会になると考える。』(学生)

『今の日本は、お金が少なく大学に通える、勉強ができる子が少ない。相続される額(相続税)の一部を還元できれば、より多くの子が学校に通える。』(学生)

『今の日本は、現在しか見えていない国である。過去・現在・未来を考える憲法があれば、将来に価値を与えられる国になる。』(学生)

『今の日本は、大量生産&大量消費の社会である。共存を掲げる憲法があれば、未来の日本は循環社会になる。』(学生)

『今の日本は、属国である。自主独立の憲法があれば、未来の日本は、平和になる。』

『今の日本は、弱腰である。富国強兵の憲法があれば、未来の日本は、明るくなる。』

『今の日本は、子どもが少ない。一人一人の自立を促す憲法があれば、未来の日本は、豊かになる。』

『今の日本は、北朝である。王政復古の憲法があれば、未来の日本は、正しくなる。』

『今の日本は、資本主義の権化である。共産主義の憲法があれば、未来の日本は、平等になる。』

『今の日本は、「働きすぎ」である。「各週の休息および有給年次休暇をとる。これを放棄することができない(イタリア参考)」という新しい憲法があれば、未来は「心に余裕をもって働くこと」になる。』(学生)

『今の日本は、「最低限の暮らしができていない」。「職業訓練及び再雇用を保障する(スペイン参考)」という新しい憲法があれば、未来は「すべての人が働く場所を得ることができるよう」になる。』(学生)

いろんなアイディアがあって面白いですね。今後も憲法ワークショップを実施していきたいと思います。

つづく。